J-SAT社のミャンマー進出セミナー満席で賑わう!

2016.07.21



ミャンマーで人材紹介業を手掛けるジェイサットコンサルティング(J-SAT、西垣充代表)による進出支援セミナー「ミャンマー進出の課題と克服ポイント」が15日、バンコク・アソークにある弊社セミナールームで開催され、予定されていた40席を超える多くの人々で賑わいました。インフラ整備の遅れなど問題点が未だ指摘されるミャンマー市場ですが、新たにシンガポール資本による工業団地が建設が進むなど現地での受け入れ体制も徐々に広がりを見せているようです。参加者らは「非常に参考になった。参加して良かった」などと口々に話されていました。

J-SAT社は西垣代表が1998年に独立して設立したミャンマーにおける人材紹介業のパイオニア。これまでに大企業から中小企業まで約400社を対象に進出支援活動を行って来ました。ミャンマー人大卒者の登録者数は1万5000人以上にも達し、日系企業の80%が同社を利用するなど圧倒的なシェアを誇っています。近年はミャンマー人向けの日本語学校も現地に開設し、多くの人材の供給も行っているということです。

セミナーではまず、西垣代表がミャンマーの概況を説明。2016年の政権交代後、緩やかながらも国内で経済改革が進んでいる様子が報告されました。世界銀行がまとめた国内総生産(GDP)の実質成長率も来年、再来年と8%超えが予想され、足元にも確実さが広がっているといいます。タイとを結ぶ東西交通網も整備され、昨年8月に完成した新しい国境越え道路によってタイ・メーソートと最大都市ヤンゴンを結ぶ陸路が、従来の丸1日から約7時間と大幅に短縮されたことも印象的でした。

続いてJ-SAT社の森川晃統括マネージャーから現地の最新情報が伝えられました。ミャンマー政府が整備を進めるティラワ工業団地では人材採用が本格化し始めており、すでに50人以上が同社の紹介によって採用されたとのことです。採用活動においては「人事は初めが大切」と同マネージャー。事業を進めていく上での幹部候補生として、また、今後に入社してくるミャンマー人スタッフに日本企業のマインドを伝える大切な補佐役・相談役として、「最初の一人がとても大切」と繰り返し説明していました。このほか、賃金の相場や直近の昇給率など労働コストについてのお話もありました。

セミナーではこのほか、大手通信会社KDDIの現地法人でManaging Directorを務める福田浩喜氏がゲストとして登壇。ミャンマー国内における通信やオフィス事情などの説明がありました。それによりますと同国内ではオフィス向けの物件がまだまだ少なく、空きがあってもシンガポールの一等地並みの高額な賃料がかかるといいいます。駐在員向けの住居も少なく、電力も電圧が不安定。隣国タイと比べて大幅に社会インフラが不足しているとのことでした。

ただ、こうした状況も年々、改善が進んでいるということで、ティラワ工業団地などの一部では高速インターネットの利用が可能に。また、ヤンゴン市内のオフィスエリアでも2~3棟のオフィスビルが竣工中で、近い将来は大幅な改善が見込まれているとのことでした。KDDIではワンストップサービスで日系企業の要望に応えていきたいと話していました。