今回はタイの交通手段を紹介していきます!
過去に出した配車アプリの紹介記事もぜひ合わせてチェックしてみてください!
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①タクシーアプリ:初心者向けで使いやすい!
タイは東京などに比べると、電車の路線数が少ない分、タクシーが主流の交通手段になっています。
しかし、「流しのタクシー・野良のタクシー」と呼ばれる、路肩に止まっているタクシーに乗るのは、言葉が通じず行き先がきちんと伝えられなかったり、ぼったくられたりなどのリスクがあります。
タイでは配車アプリが普及しているので、ぜひそちらを活用しましょう!
主な配車アプリは「Grab」と「Bolt」の2つです。
一般的にはGrabの方が安全性が高いと言われており、値段は少し高いですが、待ち時間が比較的短いです。
Boltの方が安いですが、混雑する時間帯だと、かなり待たされる可能性があります。
バンコクは渋滞がひどいことで有名で、タクシーだと想定よりかなり時間がかかることもしばしばです。
特に朝の7:30-9:00、夕方の15:30-18:00は下校や退勤の時間とかぶり、特に混雑する時間帯なので、タクシーを利用する際には時間に余裕を持って出発することがおすすめです。
また、急いでいる時や短距離の移動であれば、バイクタクシーのサービスも配車アプリで利用可能ですが、タイの交通ルールは日本と感覚も違い、リスクは大きいので十分な注意が必要です。
(2025年6月から、バイクタクシーの乗客もヘルメット着用が義務付けられました。ノーヘルが見つかった場合、罰金を課せられる可能性があるので、気をつけましょう。)
②バス:上級者向けだけど激安!
タイのローカル感あふれる移動手段といえば「バス」。料金の安さが魅力ですが、使いこなすには少しコツが必要です。
メリットとしてはとにかく安いことが挙げられます。赤バスと呼ばれる窓全開のバスは一律8バーツ、エアコン付き青バスでも15バーツ〜となっています。
路線はバンコク中の広範囲に広がっていて、目的地によっては便利です。
しかし、時刻表はなく、来る時間が読めないことが多いので、急いでいる時には不向きです。
また、車内アナウンスもなく、行き先をタイ語で伝えられないと料金が正確に払えない場合があります。
運転がかなり荒めで、急ブレーキや猛スピード、急な車線変更は日常茶飯事です。
渋滞にはまると抜け出せないので、永遠に着かないと感じるほどの遅延を経験する可能性があります。
利用方法は、「ViaBus」アプリやGoogle Mapで事前に路線を確認します。
バスの路線には全て番号が振られているので、タイ文字が読めなくても見分けられます。
しかし、同じ番号でも途中までしか行かなかったり、高速道路を使うもの、使わないものなどあるので、注意が必要です。
バスが来たら手を上げてバスを止め、乗車後は席に座り、車掌が回ってきたら行き先を伝えて料金を支払います。
降りる駅が近づいたら席を立って、運転手や車掌に降りる意思をアピールしながら、車内のブザーを押します。ただし、ある程度バス停に近づいてからブザーを押さなければ、忘れられて通過される可能性もあるので、タイミングに注意です。
③BTS(スカイトレイン):中級者向けで時間短縮に最適!
バンコクの空の上を走るモノレール「BTS」は、清潔で時間通りに動く便利な交通機関です。渋滞とは無縁なので、通勤や観光にも大活躍です。
主に2路線あります。
Sukhumvit Line(黄緑)
北はモーチット駅から、南はサムットプラカーン県のケーハ駅まで南北に走ります。
渋滞がひどい「スクンビット通り」沿いを走るので、車移動の代替におすすめです。
Silom Line(緑)
中心地サイアムから南西へ向かう路線で、サトーンエリアやチャオプラヤー川周辺へ行くのに便利です。
この2路線はSiam駅で乗り換えることができます。
どちらも通勤ラッシュの時間帯は(7〜9時/17〜19時)は非常に混雑するので注意が必要です。
駅構内の券売機か窓口でシングルユース(片道切符)タイプの切符を購入し、入場の際はタッチ、出る際には挿入して改札を出ます。
券売機は英語表示もあるので、旅行者でも安心して使えます。
在住の方はぜひ、Rabbit Cardと呼ばれるSuicaのようなICカードを持っておきましょう!
④MRT(地下鉄):中級者向けの快適移動手段!
バンコクの地下鉄「MRT」は、BTSと並ぶ便利な都市鉄道です。
渋滞を避けて移動したい人や、BTSがカバーしていないエリアへ行きたい人におすすめです。
主に4路線あります
ブルーライン(Blue Line)
バンコクを環状に結ぶ、タイの「山手線」です。
チャイナタウン(ワットマンコン駅)やアソークなど人気エリアを通り、多くの観光スポットや官公庁にアクセス可能なラインです。
パープルライン(Purple Line)
バンコクの北西に位置するノンタブリー方面へ北上する郊外向けの路線です。
旅行者や在住日本人にはあまり馴染みがない路線ですが、バンコクへ通勤するタイ人が多く利用する路線です。
ピンクライン(Pink Line)
ノンタブリー県からバンコクのミンブリー地区を結ぶ東西路線です。
BTSのSukhumvit Line(黄緑)、MRTパープルラインやイエローラインと接続しています。
観光客が使う機会はあまりないかもしれませんが、タイの大きなイベント会場であるImpact Arenaや、ビザの延長手続きなどをするガバメントコンプレックス(ジェーンワッタナ)アクセスできるので便利です。
イエローライン(Yellow Line)
スクンビットエリアよりも東側を南北に結ぶ路線で、BTS Sukhumvit Line(サムロン駅)やMRTブルーライン(ラップラオ駅)で乗り換え可能です。
今までアクセスが悪かった住宅地・商業地をカバーしていて、シーコンスクエアなど大型モールへのアクセスが便利になっています。
駅名などに英語表記があるため、観光客でも安心して利用できます。
注意点としては、BTSのRabbitカードはMRTでは使えない点です。
MRT専用のトークン(コイン)を券売機で購入するか、MRT専用のICカード(Stored Value Card)、またはタッチ決済付きのVisaのクレジットカードが利用できます。
通勤ラッシュの時間帯(朝夕)はBTS同様に混雑することもあるので、注意が必要です。
いかがでしたか?
言葉が通じない国での移動は緊張することが多いですが、今回紹介した交通手段を使いこなして、バンコクを知り尽くしましょう!