2025.05.13

お知らせ

総務副大臣・タイ特命全権大使が来社 日本とタイをつなぐ“縁結び事業”の視察と、人材支援の現場を体感

2025年5月2日(金)、総務副大臣・富樫博之様と、タイ王国特命全権大使・大鷹正人様をパーソネルコンサルタント社にお迎えする機会を賜りました。本訪問は、弊社が信金中央金庫(信金中金)と共同で進めている「縁結び事業」の視察を目的としたものです。
本事業は、日本各地の中小企業が持つ魅力ある産品や民芸品を、タイをはじめとする東南アジア市場へ展開していくための足がかりを提供する取り組みです。当日は、信金中金バンコク事務所の吉川所長より、事業の目的と将来像についてご説明いただきました。

「地方の中小企業には、海外展開に対応できる人材やノウハウが不足しています。だからこそ、地域の信用金庫が現地支援の担い手となり、最初の海外展開のステージとしてタイを活用していくことが重要です。」(吉川所長)

日本の民芸品や農産加工品など、地域色豊かな商品には、タイ市場での可能性がまだまだ広がっています。親日的な文化と旺盛な消費意欲を背景に、日本の“地方の魅力”をタイから世界へ発信していく、この「縁結び」プロジェクトは、地方創生と海外市場の接点をつくる重要な架け橋として注目を集めています。

当日は約1時間にわたり、弊社の支援体制や事業の背景についてご説明差し上げました。短い時間ながら、弊社が掲げている「タイで頑張る日本人を応援する」という理念にも耳を傾けていただき、大変光栄に存じます。
今回のご来社は、シンガポールとバンコクをわずか4日間で巡るという多忙な日程の中で実現したものであり、お二方のご多忙の中でのご訪問に、心より感謝申し上げます。
お二人は当日午前中にタイ内務省を訪問し、日本の防災システムや消防体制について意見交換されたとのことです。1か月前にタイで発生した地震を契機に、防災に対する関心が高まっており、今年度中にはタイ内務省と共催で防災フォーラムをバンコクで開催する計画もあるとのお話も伺いました。

富樫副大臣からは「地域と海外をつなぐ“縁結び”は非常に面白い試み。今後の自治体の動きにも注目していきたい」とご感想をいただきました。
また、副大臣は資料中で言及していた「30年前と現在の日本の国際的評価の変化」にも触れ、タイに駐在する複数の日本の自治体職員との間でも同様の課題意識が共有されているとのお話でした。
「現場にいる方々の声を聞くことで、国内にいる私たちが見落としがちな視点に気づくことができました。今後の政策立案にも活かしていきたい」(富樫副大臣)

縁結び事業の視察後には、弊社・パーソネルコンサルタント社のオフィスにもお立ち寄りいただき、日系企業向けの人材紹介業をはじめ、語学・通訳派遣、社内研修などの取り組みについてもご紹介させていただきました。

中でも印象深かったのは、オフィスで活躍する多くのタイ人女性社員の姿に、副大臣が感心されていたことです。日本の職場と比較して女性の活躍が顕著である点に注目され、「こうした多様性と活力が、タイにおける日系ビジネスの発展を支えているのですね」とのお言葉をいただきました。

弊社にとっても、今回のご訪問は大きな励みとなりました。長年にわたり「人」と「国」を結ぶことを使命に歩んできた弊社にとって、日本とタイをつなぐ“縁結び”の取り組みは、まさに原点回帰とも言える挑戦です。
最後に、富樫副大臣より「総務省としてもタイとの連携やセミナーの開催を今後も積極的に進めていきます。海外展開を模索する自治体にとって、こうした取り組みは大きなヒントになるはずです。今後ともぜひ良いご縁をつないでいきましょう」
とのあたたかいお言葉を頂戴しました。

これからもパーソネルコンサルタント社は、信金中金様をはじめとする各関係機関と連携し、地域と世界、人と人とをつなぐ“架け橋”として、日タイ双方の持続的発展に貢献してまいります。

参考:テストマーケティングスペース縁結びについて
信金中央金庫、テストマーケティングスペース「EN-MUSUBI(縁結び)」を開始https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/07/c809a14d28f8b870.html
信金中金が中小の海外展開を支援 都と連携、1社最大100万円補助
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB302KL0Q5A430C2000000/

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