2023.09.05タイ生活

タイのコンビニで注意したいドリンク3選!

タイのセブン-イレブンの店舗数は世界1、2の日本と韓国に続く第3位の多さで、その店舗数は1万3,838店(2023年3月時点)を数えます。中でもバンコクは、2019年に世界最多のセブン-イレブン店舗数を誇っていたようです。

セブン-イレブンを筆頭に数え切れないほどの店舗が展開されるタイのコンビニ。その商品棚を眺めていると、一風変わった商品をちらほら見かけると思います。タイのコンビニでありがちな、少し注意が必要なドリンクを3つ紹介します。

「日本茶」に注意!

まず、在タイ日本人の間でもよく知られた注意点から。どんなコンビニにでも普通に売られている「日本茶」です。

複数のメーカーからのさまざまな種類がドリンク棚に並んでいますが、そのほとんどが砂糖入りの「甘い日本茶」です。タイ人は日本人から見ればもちろん甘いもの好きで、日本茶の甘さもタイ人好みなのですが、日本人にとっては「甘すぎる」というか「馴染めない」味です。

甘くない普通の日本茶が飲みたいときは、「No Sugar」と書かれた種類を選びましょう。甘いもの好きのタイ人の間でも砂糖なしの嗜好が広がっていて、どのメーカーも無糖の種類を用意しています。うれしいことに、地方のコンビニでも最近では甘くない日本茶を買えるようになりました。

「便秘解消ドリンク」に注意!

続いては「便秘解消ドリンク」です。どんな国でも便秘に悩む人は多いはずです。タイでも便秘に効くとされる商品がたくさん開発されていて、コンビニのドリンク棚にずらっと並んでいます。ニーズは女性の方がより高いので、パッケージは女性向けに可愛いらしくデザインされています。

効果はもちろん、メーカーによってさまざまです。注意したいのは、便秘解消を通り越して「下剤が含まれているのでは」と疑いたくなるほどの効果てきめんの商品があるという点です。過激なお通じと腹痛に悩まされることになります。

人それぞれの体質、そのときの体調によって効果の差はありますが、タイ人女性の多くが植物繊維の飲食を効果的と自己判断しています。便秘解消ドリンクも「Fiber」という英語表記を目印に購入すると、ある程度の効果と過激な結果を回避できる期待値が高いと思われます。タイの便秘解消ドリンクの中には、腸がねじれるような痛みを与える商品もあります。いくつかのブランドを試してみると良さそうです。

「大麻入りドリンク」に注意!

そして「大麻入りドリンク」です。タイでは2022年に大麻が解禁となりました。もちろん薬用(医療目的)のみ認められたのですが、今や飲用や吸引にとどまらず「パン」や「スナック菓子」はたまた日本食の「てんぷら」など、あらゆる形態で商品化されています。バンコクいたるところに専門店がオープン、都心部などどこを歩いても大麻をイメージしたロゴやイラストが、デカデカと掲げられているのが目に留まります。

合法の範囲は、大麻の主成分であるTHCが0.2%以下の薬用です。20歳以下の未成年、妊婦、授乳中の人の服用は禁止されています。THCとは精神作用や依存性のある成分で、0.2%以下であれば精神作用を受けずに健康効果が得られるとされています。
大麻にはもうひとつ、CBDという健康効果が期待できる成分も含まれています。THCのような精神作用や依存性がないため、タイでは成分配合に上限が設けられていません。しかし、妊婦、授乳中の人、子どもを対象にした副作用に関する研究データは少ないといわれています。

大麻入りかどうかの見分け方として、包装の表記の確認があります。大麻の表記はタイ語で「กัญชา(ガンチャー)」、英語で「Cannabis」です。タイ語でも英語でも文字が小さくて表記が読めない、というときが多々あります。そんなときは大麻の葉をかたどったロゴやイラストを確認しましょう。ご存知のとおり、3~9枚の奇数の細長い小葉が集まった手のひらのような形が特徴です。また、大麻成分を含む商品は包装がたいてい緑色です。

しっかりとしたコンビニで販売されている商品は、法に則って開発されているので安心といえます。しかし気軽に利用できる屋台や食堂では、成分の含有量が疑わしいメニューが出てくる心配が拭えません。怪しいと思ったら「ミー・ガンチャー・マイ(大麻入っていますか)?」とお店の人に聞いてみましょう。

以上、タイのコンビニで注意すべきドリンクを3種類、ご紹介しました。

 

パーソネルコンサルタントは、タイで現地採用として働きたい日本人の仕事探しをお手伝いしています。

LINEお問合せよりお気軽にご連絡ください。ご連絡をお待ちしております。