2024.04.24タイ生活

「インターVS日本人学校」&“英語どうすればいい!?”問題について

はじめに

タイ前線でも大人気コンテンツの一つが友人ジャックさんと撮った「インターVS日本人学校」というテーマ。今回は、最近の生の動向をタイで子どもたちの動向を最前線で見ていらっしゃる「四谷大塚NET」の御座岡先生をゲストに、インターと日本人学校はどちらが増えているか?、どういう課題を子どもたちが抱えているか?といった最近の動向について訊いてみました。

※本記事はYouTubeチャンネル【知って繋がるバンコクのビジネスチャンネル〈タイ前線〉】の投稿を基にしております。

2021年〜2023年にかけて状況の変化

御座岡先生は2021年〜2023年にかけての傾向として、バンコクではインター生の割合が増えているのではないかと考えています。

バンコクで実施している「全国統一小学生テストと全校統一中学生テスト」では、毎回両者合わせて180名から200名くらいのお子様が受験しているそうです。その日本人学校の方達とインターの学校の方達の割合を見ていくと、2022年11月から2023年6月にかけて5%程インター生が増えているとのこと。そのことから、バンコクの全体でいくと180名は一部かもしれないが、定点観測で同じように測定したら少しインター生の方が増えているという結果となりました。

おそらく、両親とも海外に出られて「英語で苦労した」こともあり、お子様がたに「同じ苦労はさせたくない」という気持ちがはたらいているというふうに見ています。

特にタイで注意したいこと

特に低学年からインターに通って日本に戻って日本の学校に通う予定の場合、小学校の国語は大事にしてほしいです。

理由としては、小学校1・2年生でインターに入ると漢字など、日本語に触れる機会が少なくなります。

英語は表音文字なので文字が書かれてあれば読めますが、漢字はしっかり勉強しないと同じ音の文字がたくさんあるため、難しいです。そうすると、日本語が嫌えんされがちになり、お子様方が英語の本ばかりになってしまい、小学校2年生・3年生で国語は止まってしまっている風になってしまいます。そういう状況を複数見てきたので、特に注意してほしいです。

英語は最初にインターに入ったばかりの時は能力が低いので、そこを集中して取り組んでいくと、国語や他の教科に取れる時間が少なくなっていきます。
とはいえ、国語も英語も両方頑張るということは、子ども達にとって大変です。

なので、インターに通い始めて一定期間が経ったらまた国語に戻って、両方とも育てていってほしいです。塾のみならず、家でも漢字の学習や国語の音読を積極的に取り組むことで学習を進めてみてください。

国語の重要性について

国語は本当に大事にしてほしいと思います。
学習面でいうと小学校4・5年生で英検の準2級・2級に合格しているお子様方を見てみると国語力がとてもあります。

どうしても英語で勉強せざるを得ない環境に長くおかれたお子様は、そのまま英語で勉強するというかたちでいいと思いますが、日本語で英語を勉強するお子様にとっては、国語を鍛えることが英語力の向上にも繋がっていると思います。

御座岡先生は、小学校中学年とかは国語をしっかりやって、そこから英語を頑張っていくという方針を推しています。理由としては、数学や算数は点数の差がつきやすかったり、受験において(中学・高校・大学)ライバルと一番点差がつきやすい教科です。英語も母親と父親の苦労した背景から一生懸命やるが「国語は後回しでいいや!」となりがちです。だが先生の言うことがわかることや、教科書が読めると言うことは国語力によるものなので一番大事なのは国語だそうです。

また、小さい頃から自分の感情を相手に伝えたり、相手の感情を読み取ったり、そういうコミュニケーション能力って社会人の中でもすごく重要なスキルと言われてます。そのいちばんのベースになるのは相手の感情を理解することだと思います。

そういった意味でも国語は大事になってきます。

 

まとめ

インターVS日本人学校というテーマで話を進める中で、意外にも「国語が重要」という話題になりました。本記事が皆様の参考になれば幸いです。

 

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