2024.08.04タイ就職

【タイ現地採用】海外転職と年金

タイで働く場合、年金制度は適用されるのでしょうか?日本の年金には引き続き加入すべきなのでしょうか?本記事では、タイで現地採用で働く場合の日本の年金制度について、現地採用社員の実際の声を交えて紹介します。

タイ現地採用の年金の扱い

住民票を抜き、海外転出をした場合、国民年金の加入資格を自動的に喪失します保険料を支払う必要はありません。ただし、住民票を抜かず、住所が日本に残っている場合は、保険料の支払いは義務のままになります。
海外転出する場合、日本国籍の方であれば、申出により国民年金の任意加入制度を利用することができます。

実際にどうしてる?

実際にタイで働いている現地採用社員に年金の加入状況について聞いてみました。

11名中、
7名 任意加入していない(保険料を支払っていない)
2名 年金に加入している
2名 不明
といった結果になりました。

任意加入していない人は、
・年金制度について期待していない、将来貰えるかどうか分からないから
・個人で積み立てをしており、日本の年金の加入は不要だと考えたから
といった理由で加入していないようです。

また、年金に加入している人は、
・住民票を日本に残しているから
・タイにどれくらい長くいるか分からないため、加入したままにしているから
といった理由で、引き続き年金に加入しているようです。

タイに年金ってあるの?

タイにも年金制度はあります。社会保険(SSO)のうちの3%が老年年金として扱われますが、掛け金が企業側と従業員で合わせて最大900THB/月のため、期待できるほどの年金は貰えないです。
その他、企業年金(プロビデントファンド)を設けている企業もあり、税制の優遇があることから、タイで働く日本人も加入しているケースが多いです。
企業年金(プロビデンドファンド)も、掛け金が高いわけではなく、老後の資金として頼り切ることは難しいため、タイで長く働く意思がある方は、独自で積み立てに加入するなど貯蓄の対策を取っているようです。

関連記事:タイ現地採用日本人の福利厚生について

まとめ

タイに転職する際、住民票を抜いたら年金の加入は任意です。アンケートを取った現地採用社員は任意で年金に加入しない人が多かったのですが、ご自身で今後の貯蓄についてよく考えて決めていただくことが良いのではないでしょうか。

 

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