2023.10.06タイ就職

タイ現地採用・面接対策 パート1

海外での転職活動が初めての方は多いのではないでしょうか。日本の面接と違う点はあるのか、どんなことがよく聞かれるのか、気になりますよね。そこで本記事では、タイの現地採用面接でよく聞かれる質問と、その答え方の対策について解説します。

前提 ~タイ・日本での就職の違い、企業の負担~

タイで働くことと、日本で働くこと、何が一番大きな違いかというと、当たり前のことですがタイで働くということは自分が「外国人」である、という点が一番大きいです。
外国人の採用では、ビザや労働許可書などの手続きや提出書類が必要になり、更に申請の費用がかかります。タイ人が自分の国で仕事をするのであれば必要のない手続きや費用が発生し、総務や人事がその手続きのための時間をかけなければならないため、短期間で退職されてしまうと、日本での採用以上に、採用にかかる社内の時間と経費が無駄になります。そのため、企業は採用に慎重になり、候補者の海外転職の本気度や、現実的に考えられているか、といった点に重点を置く傾向があります。
(ビザや労働許可証についての記事はこちらから)

それでは、企業がよく聞く質問について解説していきます。

「タイに来たことはありますか?」

タイに来たことはあるか、旅行・出張や留学など、どんな目的で来たことがあるのかについて聞かれることがあります。

面接官の視点
・まったくタイに来たことがなく、理想だけでタイにいいイメージを持ち、来泰後にカルチャーショックで苦しみ、早期退職につながることを避けたい。
・旅行で来るタイと、仕事で来るタイは印象が違うと感じる方もいるので、タイで働くイメージを持てているかを試したい。

どう答える?
タイに来た経験がある場合、その目的と、どのような体験をしたのかを説明しましょう。それが今回のタイでの就職希望にどのように繋がっているのか、説明できると説得力が増します。
タイに来たことがない場合は、より具体的に、どのようなことがきっかけでタイに興味を持ったのか、タイで生活していけると思う自分なりの根拠を説明するようにしましょう。面接官の視点で説明した通り、「タイに来たことがないのに、タイで生活・仕事をしようと思うのはなぜ?」という疑問を解消できるような説明ができると良いでしょう。

「なぜタイで働きたいのですか?」

海外で転職したいと考えた理由や、なぜ他の国ではなくタイで働きたいのか、という点について、質問をされることが多いです。

面接官の視点
・なぜわざわざ日本国内ではなく、タイという異国でチャレンジしたいと思うのか。気軽に来て短期間で辞めてしまったら困るので、海外転職の本気度を知りたい。
・タイが候補者に合った土地でなければすぐ辞めてしまうリスクもあるので、タイに興味がある理由を聞いて、長く続けられそうかどうかを判断したい。

どう答える?
「なんとなく良いと思った」「漠然とした憧れがあった」といったぼんやりした理由では、「考えが浅いな」「すぐに飽きて帰ってしまうのでは」と疑われてしまいます。海外転職、更には国を選ぶときに、何か自分の思いがあったはずです。どのように考えて海外転職を決意し、その中でもなぜタイを選ぶのかを自分の言葉でまとめましょう。決断の背景に、どのような経験があったのかなども考えて、説明しましょう。

「タイでどれほど長く働きたいと思っていますか?」

面接官の視点
・どれほど長く働きたいと考えているのかを知ることで、自社のニーズに合っているかの確認、また、他の候補者と比較検討したい。(1−2年でも熱心に働いてくれる人を採用したいと考えるか、最低でも3年は働いてほしいと考えるか、3年とは言わず5〜10年くらい長期で任せたいと考えるかは、企業によって異なる。)
・3ー5年以上長く働きたいと答えた候補者に対しては、現実的にそれが可能なのか、具体的に将来像を考えているか確認したい。ライフステージ(結婚や家族の世話をする必要があるか)に関してどう考えているのかを聞かれる場合もあり。

どう答える?
実は1−2年だけ働きたいけれど、もっと長く働けると言った方が有利だからサバを読んで3−4年と答えようと考えられる方もいらっしゃると思いますが、誇張のないように話した方が良いです。
面接官の視点で説明したとおり、企業によって、どのくらいの長さを許容しているかは違います。長くサバを読んで採用されても、期待した期間よりも短い期間でやめてしまった場合、印象が悪くなります。
ただし、1年だけ働きたいと考えているのであれば、海外転職を少し考え直した方がよいでしょう。日本の正社員の転職面接で1年だけ働きたいと言って受け入れられることは基本的に難しいことと同じで、海外転職でも同様に受け入れられることは難しいです。
また、5年以上や、定年までなど長期でタイで働きたいと考えている方は、企業も受け入れやすいのではと思われると思いますが、現実的に可能なことであるのか、どのくらいライフプラン・将来像を描けているのか、企業側から少々プライベートな質問がある可能性もあるので、回答を準備するようにしましょう。

 

「ご家族は海外転職に同意されていますか?」

通常の日本での転職活動であれば、家族の同意など聞かれることはほぼ無いと思います。しかし、海外転職という特殊なケースでは、確認されることがあります。

面接官の視点
家族が海外転職に同意せずに、内定後に辞退されるケースがあるため、それを避けるための確認。海外転職では、求職者の母数が日本と比べて格段に少ないため、一度内定を出した後に辞退されることで、他の候補者を失ってしまうことはなるべく避けたい。

どう答える?
面接前に配偶者の方や近しい家族の方にはご説明しておくことが賢明です。その上で、問題ないことを企業に伝えましょう。

「弊社のウェブサイトを見た限り、弊社の商品・サービスについてどう思いますか」

面接官の視点
・「どこでもいいからタイで働きたい」と思っている人ではなく、会社の事業内容に興味をもってくれる人を採用したい。
・同じ業界の経験者であれば、商品やサービスについてどう思うのか、話してもらうことで、今までの業務経験を測ることができる。

どう答える?
まずは、面接前に企業研究を深めましょう。自社商品、顧客、競合などについて分析する3C分析の手法を使うと上手に整理できます。商品・サービスの強み、弱点についても理解するようにすると良いです。更に、自分ならこのように販売していきたい、などといった意見が持てると理想的です。

 

以上、5つの質問について解説しました。
タイで日本人を採用する上では手続きや費用面でコストが発生することから、面接官の視点として、候補者がどうしてタイで働きたいのか、その覚悟はどこから来るのかなどが重要になっていることがお判りいただけたのではないでしょうか。ぜひ、自己分析を十分に行ってから面接に臨みましょう。
ご不明な点やご相談したいことがあれば、パーソネルコンサルタントの担当者にぜひご質問ください。

パーソネルコンサルタントは、タイで現地採用として働きたい日本人の仕事探しをお手伝いしています。

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